新型インフルエンザ。中国語では、
新型流行性感冒(xīn xíng liú xíng xìng gǎn mào)
略して、
新流感(xīn liú gǎn)
とも。メキシコで感染者が出始めた頃は、
日本の「豚インフルエンザ」の表現と同じように
猪流感(zhū liú gǎn)
なんて呼ばれていました。
ところで、この「感冒」という表現、ずっと中国語の表現かと思っていた
のですが、日本でも「かんぼう」と読んで「風邪」を指すことを最近知りました。
医学を学ばれている方であれば、至極当たり前のことかもしれませんが、
「かんぼう」と聞いて、「風邪」と思いつく人は割りと少ないのではないでしょうか。
ついでに、日本でもインフルエンザのことを「流行性感冒」と言うらしいです。
やはり、この辺の単語も近代になって日本から伝わった表現なのかも
しれません。(参考:中国語における外来語について)
タミフルは、
克流感(kè liú gǎn)
「インフルエンザに克つ」。この表現好きです。または音訳で、
特敏福(tè mǐn fú)
リレンザは
乐瑞沙(lè ruì shā)
ついでにマスクは、
口罩(kǒu zhào)
です。中国でマスクをつけている人は殆どいないそうですが。
というより、日本が少々過敏になり過ぎているような気もしますが。
中国のマスク工場に日本から何百万単位でのオーダーが来ているそうです。
日本向けに在庫を押さえる業者もいるとか。ビジネスチャンスです。
こういった事態で値段を吊り上げるような行為には反感を覚えますが。