豫園(yù yuán)は、外灘に並ぶ上海を代表する観光地。
16世紀に造営され、我々が知る「上海」より遥かに古い庭園だ。
上海人には「城隍廟(chéng huáng miào)」の名の方が通りが良いようだ。
(正確には「城隍廟」と「豫園」はもともと別物。)
※詳しくはWikipedia「
豫園」
2013年の春節初日(2月9日、中国では「初一(chū yī)」と言う。)に
この豫園で「燈会(dēng huì)」がある、ということで行ってみた。
豫園の北側の入り口。「豪華絢爛」という言葉がぴったりだ。
蛇年ということで、蛇があちらこちらでモチーフとなっている。
園内(豫園商城)に入ると、中国らいしい風景が広がっていた。
屋根の上には張飛、関羽、趙雲。
灯籠で光ってはいるが、よく見ると、顔など部分部分は
普通の人形で光ってはいない。
これには驚いた。豫園の狭い路地を進んで広場に出ると、そこには
巨大な蛇が。光っているだけでなく、動いている。
何の素材でできているかは分からないが、光の反射具合を見ると
プラスティック系素材を使用しているように見える。
瓢箪の灯籠が吊り下げられていた。お気に入りの一枚。
建物と建物の間にアーチが架かっており、そこには猿の灯籠が。
「初一」ということもあってか、人込みが凄かった。
ほとんどが地方からの旅行者と思われる。
久しぶりに中国らしい中国に触れた気がする。
外国人が想像する「中国の風景」そのものではないだろうか。
この燈会、いつごろから始まったのかは知らないが、
この質の高さは上海の豊かさ無しには実現できていないだろう。
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